仕事で英語を使う必要が出てしまい、ある程度読めるんだけどうまく話せない、という方いませんか?
僕もその一人でした。社会人になって海外営業部に入ったのですが、英語の電話で相手が言っていることが全然わからず、いつも先輩にスルーパスをしていました。。。汗
ですが、業務で英語を使いつつ、自分でコツコツと英語の勉強(主にシャドーイング)をすることで純ジャパでありながら:
・TOEIC990点
・海外出張で新規の顧客から億単位の受注(運もあり!)
・アメリカへの駐在
を実現し、英語は一つの武器になりました。
英語はトレーニング・実践量に比例してどんどん伸びていきます。
・でも忙しくて英語の勉強に時間が取れない
・何をすれば良いのか分からない
という方も多いと思います。そんな方には「シャドーイング」をオススメしています。
ちなみに、シャドーイングとは、「耳で聞いた英語を自分でも追いかけるように言う」ことです。シャドーイングはリスニング力に加え、スピーキング力も鍛えられるので、一石二鳥なのです。
具体的には以下方法を取りましょう。
①スキマ時間を見つける
②題材を選ぶ
③実際にシャドーイングをする
2~3ヶ月ぐらいすると「あれ?なんか急に楽になってきたぞ!」という感覚を覚えて頂けると思います。
(早い人だと、1ヶ月ぐらいで変化を感じます)
それでは、一つ一つ見ていきましょう!
目次
スキマ時間を見つける方法
(1)「耳と口が空いている時間」を見つけよう
自分の生活の中で新たに時間を捻出するのって、(やろうと思えばできるんですが)実際問題なかなか難しいと僕自身は感じています。
なので、毎日必ず自分がしている行動の中で
「耳と口が空いている時間」
を見つければ良いかなと思います。具体的には下記のような時間です。
・通勤(通学)の時間
・家事(&育児)をしている時間(食器洗い・掃除・洗濯等。食事を作るときはちょっときついかも)
・ウォーキング/散歩の時間(ちなみに、ランニングは結構きついです)
・車を運転している時間
・寝る前のベッドの中(10分ぐらい)
上記が既に生活の中に組み込まれているのであれば、新たに時間を捻出する必要もなくなると思いますので、意思一つで何とかなるかな、と思います。
(2)最低でも一日30分は確保したい
長ければ長いほどいい!というのが僕の持論ですが:
最低でも1日合計30分は欲しい
です。できればノンストップで30分が理想ですが、難しければ15分x2セットや、10分x3セットでも良いと思います。
家事(&育児)をしていく中でも30分は取れたりします。僕も、食器洗いや子供の歯磨きなどの時、英語を聴いたりシャドーイングをすることもあります。
皆さんも、毎日30分をなんとか見つけてみて下さい!
コンテンツの選び方
コンテンツをなんとなく選ぶのは絶対やめましょう!コンテンツが面白くないと、長続きしません。僕がオススメするコンテンツは下記です:
・好きなドラマ・映画を使う
・オーディブル(audible)を使う
・ニュースを使う
・NHKラジオビジネス英語を使う
一つ一ついきます。
(1)好きなドラマ・映画を使う
これが一番オススメです。これは、自分が好きなものを選ぶのが一番良いですが、できれば下記の条件をクリアできているとベターだと思います
・英語字幕が出せる(もしくは英語のスクリプトが手に入る)
・アクションシーンが多すぎない
・スラングが多すぎない
英語字幕が出せるモノがベターです。もしくは、ネットで英語のスクリプトが出てくるものであれば、それでもOKです。どちらかが無いと、どうしても分からないので調べたい!と思ったときに調べられません
(最悪、日本語字幕から推察する、ということも出来ます)
例えば、24などのアクションシーンが多いものは、長い時には1分以上アクションばかりで英語が出てこないので非効率です。
また、スラングが多すぎるのも考えモノです。僕はアメリカンギャングスターが好きで、シャドーイングしようとしましたが、スラング&黒人独特の発音が多すぎて、分からなくて止めました笑
上記をクリアしているものとしては、SuitsやGood Wifeなどが王道でオススメです。いわゆる法廷モノですが、ムダなシーンも少なく、会話が多く、かつ変な表現も少ないです。
(2)オーディブル(audible)を使う
これもオススメです。これは、何を選んでもムダなアクションシーンも無いので、自分が好きなものを選べばよいと思います。
できれば、一緒にKindleか洋書も買ってしまいましょう。
僕は、ナイキ創業者のフィルナイトの「Shoe Dog」がかなり好きで、多分10回ぐらい聴いてます。ユーモアもあり、楽しみながらNIKEを一代で作り上げた剛腕の物語を楽しめますので、オススメです!
(3)ニュースを使う
「毎日見るニュースを日本ではなく英語で」というやり方も、時間を効率的にやる方法として吉です。
その際は、NHK World Japanというアプリがオススメです。日本のニュースやドキュメンタリーなどを英語でやっているので、なんとなく意味が分かります。コンテンツも割と豊富です。
難点は、字幕が無いことですね。
(4)NHKラジオビジネス英語
これ、迷ったんですが、英語の教材としては本当にオススメなので、入れました。僕は暗記するぐらいまで無心で何度も何度もやりました。ただ、全員にはオススメできないコンテンツでもあります。
■良い点
・ビジネスで使えそうな表現を厳選してくれている
・和訳があるのでしっかりと理解できる
・しっかりと発音してくれているので、聞きやすい
・毎月550円でテキストを買えばいいだけなので、最低限の投資で済む
・NHKゴガクアプリを使って無料でストリーミングできる
■悪い点
・コンテンツとしては面白くない
はい、コンテンツ自体は面白くないので、万人受けはしないと思います。
ですが、英語をストイックに勉強する場合においては、絶大な効果を発揮してくれます。気になった方は、1冊550円ですので、ぜひ一度トライして下さい。
シャドーイングの方法
さあ、いよいよ実際のシャドーイングですが、「ライトにやる方法」と「ガッツリやる方法」があります。一つ一ついきますね。
<ライトにやる方法>
これは、ホントどこでもできる方法です。歩きながらでも、食器洗い中でも、電車の中でも、いつでもどこでもできます。何か文字を観たりすることは出来ないものの、「耳と口は自由な状態」の時は、ライトにやる方法と取ります。
「英語をずっと流しっぱなしにして、聞いた英語をおうむ返しのように真似る」
ライトなシャドーイングはこれだけです。これをずっと続けます。
聞き取れない部分があった場合、気にせず、飛ばしながらやります。
これを基本動作としましょう。
<ガッツリやる方法>
これは、一言で言うと「分からなかった部分も、ちゃんと何を言っているのか確認をしながら進める」です。「ながら戦法」は取れないので、シャドーイングに集中する必要があります。
・聴く題材の字幕等を確認できるようにする
・英文は見ずに実際にシャドーイングする
・聞き取れない・分からない場合は、分からなかったところまで戻す
・今度は、分からなかった部分を、英文を見ながらシャドーイングする
そうすることで、聞き取れなかったところが、どのように発音されているのかを体感することができ、自分の血肉になります。
ガッツリやる方法を毎日やると疲れてしまい、続かなくなってしまうので、土日はガッツリやって、平日はライトにやる、などもオススメです。
ネクストステップ
ここまで読んで頂きありがとうございます。ただ、これを読んだだけでは何も変わりませんので、ぜひ今すぐにでも題材/コンテンツを用意して、軽く5~10分でも良いのでやってみましょう!
このブログでご紹介したコンテンツや動画配信サイトのリンクを貼っておきますね。
ぜひ前に進みましょう!では!